「春の雪」を観て来た。幸福と不幸の分岐路で迷わず不幸を選び続けて何故幸福になれないと嘆くのか。ああでもこの矛盾が人間の愚かさ美しさであり、三島の文学なんだよな。全編通して最も印象に残ってるのが、冒頭で友人が呟く「君はこんなに完璧なのに」という台詞なのはどうよ私。いや、あまりにも眩しくてさ。(しかも汗臭いマッチョ系の友。自己肯定バリバリすぎねえか三島)。