ヱヴァ新劇場版・序

当時リアルタイムで至極あっさり観たきりなので(しかも映画版観てません)、むしろ初めて観ます、ぐらいの心意気で。(それにしては至る所でフラッシュバックするTV版の記憶がまだらボケな感じでビミョーなのですが)。特に重要なこともないし今更ネタバレでもないから畳まないよ。以下感想箇条書き。

  • 思ってたよりもずっとずっと父子の話でした。
  • 主要キャラ三人は微妙に感情移入しにくいようにキャラ造形されているのでは?
  • 父の愛が全てじゃないのに、あの固執はやや異常。
  • ヤシマ作戦後に雨が降らないのは核が内部にあって熱を分散しなかったから?他の二体は核消滅の熱量により大気があったまり雨が降ったという解釈でok?
  • いくらでも作り直せる娘を壊れたら終わりの息子よりも厚遇するのは、息子の気を常に自分に向けさせたいねじれた愛情表現?
  • 友人に指摘されるまでユイの存在が頭から抜け落ちていたので、レイは単純にシンジの兄妹なのだと思ってました。むしろ序だけを見ればそういうミスリードだよね。
  • 僕は乗らないって云って帰ったって、なんら問題なかったと思う。父の愛情を得られなくてもこのまま平穏に生きていけばなんらかの愛情を得られた可能性もあったのに。だから、嫌だ無理だって自分を卑下し続けていたって、心のどこかにヒーロー願望はあったはず。世界を救う俺かっこいー、みたいな。結局願望と現実の差に慄いてるだけなんじゃないか。あー、すっげー、青春。
  • トウジの関西弁はあんなに違和感のあるものだったろうか。
  • ラミエルが形といい変形といい色といい、あまりにも完璧で気持ち悪い。

破の公開までにTV版をもう一度見返そうと思います。まんまと策にハマってる。