8月4日-8月17日

一人で始める短歌入門 (ちくま文庫)
相変わらずの枡野節。確かに「かんたん短歌の作り方」よりは判りやすい。そう感じたのは例示が素人の短歌だからかな。短歌に深くかかわっていない人の短歌ってとても新鮮で面白くて、原石みたいに思える。
映画篇
まだ書いていたのね金城さん!在日を描いたお話は興味深くも重たげで、ゾンビーズのエンタメ具合を好んでいたのだけど、両方がつまったこの短編集はどの話も楽しめた。冒頭の「太陽がいっぱい」しかり、最後の「愛の泉」しかり。また金城さんの新作が読みたい、待ってます。
青年のための読書クラブ
構成的に「赤朽葉〜」と似ていてやや新鮮味に欠けた。破天荒なキャラ設定は存分に楽しめたけれど。