10月20日-11月7日

朝日のようにさわやかに
短編集。あーちょっと今回は微妙だな。恩田さんお得意のはったりを効かすには枚数が少なすぎる。でも前回の短編集はもっと面白かったのだけどなぁ…。
黄色い目の魚 (新潮文庫)
the青春小説!性のことまでつっこんで描いている点が好評価です。あと読みやすく不自然じゃない一人称も。
双頭の悪魔 (創元推理文庫)
江神さんシリーズ三作目。なんと作中に三度「読者への挑戦」が入ってます。という前情報を読んでげんなりしたんですが、まぁ相変わらずの有栖川節で問題なく楽しめました。やはり物語として面白い。アリスたちが頭を使って七転八倒で真実にたどりつくシーンは推理小説屈指の名場面だと思います。二人も三人も殺されてから鮮やかになぞを解くだけが能じゃないのだぞ探偵は!
桃色トワイライト
三浦さんのテンションに振り落とされました。あとパブリックとプライベートが混在する表記が読みにくくって…。この人のエッセイはちょっと苦手だな。
スウィート・レッスン (講談社X文庫ホワイトハート(BL)) [isbn
4062556375:title] ラヴァーズ・レッスン (講談社X文庫ホワイトハート(BL)):再読。BL. 久々に読み返すと設定に無理があるなぁとか、心情のゆれの描き方がイマイチとか、普段は気丈なのにエッチのときはとろーんとなってひたすら可愛い受って私の範疇外だなとか、いろいろ思いましたが、うんやっぱり面白かった。攻の久我さんがかなり好きです。作者の和泉さんは硬質な文章を書かれる方なんですが、ラブシーンの描写がかなり激しく、硬質であるがゆえによりエロい。行為そのものでなく関係性に萌えているわけで描写だけエロくてもしょうがないのですが、それらがタッグを組むとものすごい破壊力です。