7月10日-8月22日

全然読書量が増えないのはへろってるのとDSばっかやってんのと相変わらずインタネッツさんの虜だからです。ラノベやBLばっかなのはお風呂で気楽に読めるからです。

草の花 (新潮文庫)
サナトリウムに青白き青年、過去のロマンスと自殺まがいの手術。というブラボーな筋立てでした。好きならいっちゃえよ理屈こねないでさー、と誰か彼に言ってあげればよかったと思います。と云ってしまったらこの物語は全否定なんですが。うんまぁ美しかった、とても。
二十世紀の僕たちへ〈1〉 (角川ティーンズルビー文庫),[isbn
4044411026:title]:野梨原さんのBL. 一生懸命ステレオタイプに迎合しようとしてでも野梨原節が交じり合わなくてなんとなく雑然としている感じ。
いとしい声のプライス (講談社X文庫ホワイトハート(BL))
BL. シリーズ最終巻だそうです。主人公君がものすごく成長してくれたので苛々しないで読めました。相変わらずエロは濃ゆい。
駆け引きのレシピ (幻冬舎ルチル文庫)
BL. 王道な感じ。和泉さんは感情のすれ違いがすごく好きなんだと思います。キスシリーズなんか延々それだったしね。そのもどかしさが、だが嫌いではない。
マルタ・サギーは探偵ですか?| A collection of s. (富士見ミステリー文庫),[isbn
4829163437:title],マルタ・サギーは探偵ですか?〈6〉オスタスの守護者 (富士見ミステリー文庫):短篇集とシリーズ6冊目。短篇集はバーチがあまりに乙女でのけぞりました。あーもーかわゆいーって感じで。最終巻でたから早く読みたい。
人間椅子 江戸川乱歩ベストセレクション(1) (角川ホラー文庫)
何度読んでも「押し絵と旅する男」が好き、とても。あと意外にも「人間椅子」は未読だった。こんな話だったのか。このオチ怖いよ。
花が咲く頃いた君と
「僕と桜と五つの春」が良かった、カナハギさんがとても魅力的で。豊島さんはずっとこの路線で書いていくのかなぁ。違う感じのものを読んでみたいなとも思う。
夜は短し歩けよ乙女
いやはや、キュートである。むんっ、なのである。というわけで完全に黒髪の乙女キャラ萌えで読みました。ドタバタな感じがうまくてわくわくするけど、同じファンタジーなら「有頂天家族」のが好みかな。
神様のパズル
映画観たので原作も読むかーという動機で。え、ちょ、なに、まず主人公からして違うのかよ!寿司屋は?コハダは?暴力的な熱情に救われる天才少女の話にカンドーした私はどうすりゃいいのさ、とちょっと置いてけぼりな気分。まぁ話の筋はほとんど同じで原作の主人公は映画の真逆をいくので、サラカの自立物語としては原作のが判りやすかったな。あとサラカのお母さんの空気読めないっぷりがすごくよかった。だって映画のラスト、ご都合主義だと思ったもん。(まぁ映画の母もある意味空気読んでないけど)。
浄土 (講談社文庫)
私小説な語り口、荒唐無稽な展開、ねちっこい文体。どれをとっても大好物なはずなのにイマイチのれなかった。のれなかったけど気になる、町田康。今度は長編にいってみようかな。