4月24日-5月1日

恋文の技術
カテキョ先の生徒にはそれなりに先生の顔になるところがとてもツボでした。全体としては、森見だよなぁ、という。大して好きでもないのについ新刊を手にとってしまう、なんというか魔力がある。
さよなら渓谷
こちらははっきりと苦手なのだけど何故か新刊を(以下略)。テーマがテーマなだけにもにょるけど、吉田さんの湿度のある肉体の描写は、この話によく映える。
ベーコン
食をテーマにした短篇集。食べ物というモチーフがすきだ。なんだか仄暗くて切なくてだからじわりとおいしい。文章も雰囲気もとても好みなお話だけど、ただ一点、不倫物が多すぎる。