7月30日-8月12日

陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず) (講談社ノベルス)
関君はわりと元気でした。後半で探偵のまねごとを始めたときは何事かと。榎さんは出ずっぱりでしたがシリーズ最大で何もしてません。切ない事件でした。京極堂と関君の関係にはキュンキュンするね!季節が一回りして、もう一度関君が立ち直る手伝いをした京極堂に拍手。
メガロマニア―あるいは「覆された宝石」への旅
恩田さんインカ・マヤを旅する、な紀行文。恩田さんはもっと妄想ゆんゆんで文章書くのかなと思ったら至極普通の文章で、そこはちょっと残念。でもそれだけ現地のインパクトがあったってことでしょうね。妄想が入り込む余地のない、圧倒的ななにかが。
 ただ私自身はインカ・マヤを題材にした作品に結構触れているわりにはインカ・マヤ自体にあまり関心がないことを再認識しました。