11月6日-12月3日

スクールアタック・シンドローム (新潮文庫)
書き下ろしの「ソマリア、サッチ・ア・スゥイートハート」の破壊力が半端じゃない。
サマーウォーズ (角川文庫)
映画のノベライズ。ここまで忠実に、かつ小説版の旨味も加えたノベライズはなかなかないと思う。いいもん読んだわ。侘助おじさんの描写で「渋い男前なのに卑屈さが見え隠れするのがもったいない」ってとこがあったのだけど、ばっかそこがいいんじゃん!と全力で思った私は末期。
レモン・ドロップス
結局、思春期ってのがいけないんだと思うという一文に集約される、正統派な児童文学。レモンドロップの描写が印象的で、たぶんこれを宝物にして生きてきた人がいるんだろうな、と思った。
苺をつぶしながら
離婚して一人ぐらしが幸せよ、っていうお話。文章は好きだけど題材にあまり興味がもてず。あと三部作の三作目だった。もちろんふつーに読めるのだけど、やっちまった気分、しまった。
9の扉 リレー短編集
お題でつながる九つのお話。のっけからうつうつとした話で滅入るわーと読み進めると九話目はほろ苦くも爽やかな感じに着地したのでほっと一息。