2月27日-3月14日

読書を楽しむ時間がない。本を読むって息をすることみたく思っていたから、今ってもしかして酸欠状態なのか。たしかに頭はぼんやりしている。

てのりくじら―枡野浩一短歌集〈1〉 (枡野浩一短歌集 1)
初めて手に取った枡野さんの本は本書ともう一冊をまとめた文庫「ハッピーロンリーウォーリーソング (角川文庫)」だった。文庫は見開きの片方を単色刷りの写真・もう片方に短歌というクールな作り、本書はオカザキマリさんのイラストが添えられた可愛らしい作りだ。掲載されている短歌は10代だった当時と同様、もしかしたらそれ以上に、ひりひりとして胸に迫る。好きだな。
 一首だけ紹介。「複雑な気持ち」だなんてシンプルで陳腐でいいね 気持ちがいいね
心とカラダにやさしい魔法の照明術
間接照明っていいんですよ、という趣旨。模様替えしたいので参考に、と思ったんだがちとハードルが高そう。
男と点と線
完成するとかしないとかじゃなくてこの人はこれで行くんだな、と納得。今までの著作の中で一番好きです。表題作の告白にずしりときた。