5月21日-5月26日

わたしを離さないで
ある一人の臓器提供者の半生。日常生活をこまかにこまかに描いており、読後ふと己の体験かのようにそのエピソードを思い出したりした。心地よい読書体験だった。
オジいサン
京極さんはこういう小説も書くようになったのか。益子さん(主人公)は(外からどう見えるかはさておき、頭の中は)高等遊民のようである。老いも悪くないではないか。