3月8日-3月26日

侯爵様の愛の園―よかったり悪かったりする魔女 (コバルト文庫),[isbn
9784086008877:title],ヘブンリー―君に恋してる (コバルト文庫):野梨原さんの作品拾い読み。3冊とも違うシリーズ。まぁなんでかっていうと古本屋で未読の本を仕入れているからですね。そろそろ未読の穴を埋めてシリーズ読破したいところ。
 「侯爵様〜」は次巻へのつなぎ的な。アザーとマダーはやっぱりそういう風に落ち着くのね、と一安心。「占者〜」はあまりになにもしない魔王に萌えました。恋焦がれられていたスーチャが口を開けばアホの子で欲望に忠実なところも萌えました。「ヘブンリー」はちょっと先入観あったんですが面白かった!制服で演舞っていいですよね!ちょっと古川日出男を思い浮かべました、文章のリズムと設定に。
屋根裏の散歩者 江戸川乱歩ベストセレクション3 (角川ホラー文庫)
表題作と「暗黒星」を収録、共に明智小五郎登場作。なんか明智小五郎ってイヤな奴だな。僕は決して君のことを警察へ訴えなぞしないよ(屋根裏の散歩者)とかさ、傲慢だと思う。でも名探偵って傲慢なものだからなー確かに。
七五調の謎をとく―日本語リズム原論
日本語のリズムについての本。主に五七調・七五調について。短歌を読んでいると、これは気持ちいい三十一文字、これは字数はあってるけど微妙な三十一文字っていう感覚が誰でもあると思うけど、その部分を事細かに解説してくれてます。ああ確かに、というブレイクスルーはある。だがこの法則に照らして短歌を作ろうとはことさら思わない。だってこの法則はもう感覚として自身に備わっているのだもの。