ヱヴァンゲリヲン新劇場版・破
三連休のただなかに行ったのとめちゃ天候が悪かったのとそもそも県内では一箇所のみの上映だったので、すげー人居てびびったよ。みんな待ってたんだね、私も待ってた。以下、かるく感想。今回は畳みます。
- ちょっと庵野監督!やればできるんじゃん!!ってのが最初の印象(上から目線ですみません)。
- TV版好きな方にはアレでしょうが、がっつり青春エンタメに仕上げてくれて私はほんとに嬉しい。これだけ固唾を呑んだ映画はひさしぶり。
- シンジがっ!ヒーローっぽいんですけど!おちてくる使徒を受け止めるシーンや社会科見学で朗らかに笑うところ、綾波を助けるところ、そしてなによりダダをこねるところ。
- 綾波があまりにもかわゆくなったので余計に喪失の悲しみに身構えてしまったのだけど、とりあえずは3人目展開がなくなったのでほっとしました。いや、Qでふつーにあるかもしれないけど、とりあえず。
- アスカは苗字も変わり設定も変わりとかなり割り食った感じですが、予告編で見る限り力強く復活してくれそうなのでむしろ良かったかな、と。
- 登場シーンの2号機の動きはすげーかっこよかった!あんだけ華麗に動かせるのはアスカだけだ。
- 加持さんとの絡みがなくなったのは、"今まで一人でやってきた"を補強する感じでいいかと。むしろミサトとの絡みが増えたことが嬉しい。
- こちらに戻る代償としての
右目左目だよね(予告)、って話をしたら右目左目がアスカ本体だったんじゃない?(つまり復活したアスカは使徒)との指摘を友人から受け愕然。その展開はヤだな。(大事なトコ間違った、ごめん)
- 新キャラ・マリちゃん。やっほーすっげ好みだよ。エヴァに乗る目的・背景、何にも知らない今だから言える、エヴァで感情移入できる子はこの子だけだ。
- これだけアスカとぶつけてきたってことは、アスカを廃墟のバスタブに押し込まないための踏み台キャラなんじゃない?って思ったけどQにもふつーにでるみたいだし、どうかな。
- すばらしくジョーカーポジションでたまんない。「エヴァに乗るか乗らないかで悩む奴もいるんだ」って台詞は、確かにTV版には不要なものだったと思う。今だからこその新キャラ。物語を違う次元に導くための。
- 最後の最後にカヲルが「今度こそ、君だけは幸せにしてみせるよ」って云うけれど、ほんと、今度こそ、幸福なラストを望む。
- (いや、シンジ的には綾波を救ったあの瞬間こそ、幸福の絶頂かもしれないけれど。たとえ初号機に取り込まれたままでも、彼は幸せだとは思うけれど)。
赤木博士がうっとりと語る「サードインパクトが始まる。世界が終わるのよ」の言葉に象徴されるように、サードインパクトは神々しく始まる。そしてその調和を破るように、槍を携えたカヲルが現れる。最高に気になる場面で破は終わった。Qまで何年かかるのかな。私たち、どれだけ待てばいいのかな。もちろん、いつまでだって待つけれど。