4月26日-5月8日

愛は苦手
キャッチーなタイトルと印象的な表紙ゆえに新刊チェックしたときの記憶が鮮明だったようでしばし既読?と本を片手に考え込む。収録作をいくつか雑誌掲載時に読んでいたのでなおさら。全体的に並な出来、「ズボンンプレッサー」の大学教授のキャラクタがよかった。
午前三時のルースター (文春文庫)
ベトナムへ父親を探しにいく高校生とその一行の話。文章は軽快、読みやすく話もよく練れている。面白く、一気に読んだ。が、なんだろうこのもやっとした感じ。そこはかとなく感じるあざとさ、長瀬のうさんくささ。それがハードボイルドだよ!と云われると引き下がるしかないのだが。
がんばれ自炊くん! グルメ編 (角川文庫)
webの再録で横書きが縦書きになっているのでやっぱり読みにくさはあるなぁ。味噌汁の章がバラエティに富んでいて面白かった。