ゲキ×シネ 蛮幽鬼

この間隣の県に蛮幽鬼を観にいってきた。舞台を映像化したもの。というと教育放送とかで流している長まわしの退屈なものを思い浮かべるかもしれないけれど、ゲキシネというのはカメラワークびしばし、音声もびしばし、役者の顔の汗まで見れる、というド迫力なものだった。以下、感想。

  • アクション多めの舞台で照明も音響もバリバリ入っていて、派手ーな感じ。
  • 岩窟王を下敷きにした復讐譚。終盤のバッタバッタと人が死んでいく展開は痛みを通り越して笑える。力のない笑い。
  • 主演は上川隆也さん。顔からだらだらと汗を流しながらの大立ち回り。舞台ゆえの大仰な演技。かっこよかったわー!
    • 一豊のイメージが強かったのだが、もうすんごい情熱的なのね。最後のシーンには震えた。
  • そして第二の主人公、サジと名乗る男に堺雅人さん。
    • やばいやばいやばい、かっこよすぎてやばい。
      • まずなにがやばいって殺陣。未経験なのにあそこまで動けるのはマジやばい。
      • 常に笑顔なのに不穏なのがさらにやばい。許せないから迷わないのか迷わないから許せないのか。
    • 客席の脇をやたらと疾走していた。あれ、舞台に集中していたら、きゃー!とか思えない気がする。
  • 早乙女君の踊りおよび殺陣がプロすぎて見惚れた。あれは見惚れるしかない。

映像化で話の筋はばっちり追えるし、客席からは見えないであろう細かい表情の演技も見れるし、ゲキシネは想像以上に面白かった。ただ一点、あれ見たらナマの舞台も見たくなっちゃうやろー!!!という、ね。笑。