12月24日-12月31日

もしもし、運命の人ですか。 (MF文庫ダ・ヴィンチ)
穂村弘の恋愛エッセイ。文庫おちしたので。あー随分と薄まったな、ほむらひろし成分。と思いつつ読み進めると唐突にぎゅっと心臓を掴まれてしまうから要注意だ。穂村さんはポエムってても許される、歌人・詩人だからではない、ほむらひろしだからだ。よし、歌集読もう。
老妓抄 (新潮文庫)
初・岡本かの子。表題作が読みたくて買ったが、いまいちピンと来ず。「家霊」「鮨」「蔦の門」が良かった。全編を通して女性が非常に鮮やかで、筆致も鮮やか。エピソードも気が利いていて、読んでいて心地よい。あと食べ物の描写がうまい。the女性作家、と感じた。