6月5日-6月15日

リアルゲーム (ウィングス文庫),[isbn
4403540406:title]:前田さんのデビュー作&続編。体感ネットゲームが舞台のイタいゲームマスターに気に入られて大変だねーという話。文章はこれぐらいのあっさりさが好きだな。主人公の一人であるヴァルダーの中の人の性別が最後まで明かされないのだけど、一巻のあとがきであなたのお好みでどうぞ丸投げ書かれているので二巻目を読むモチベ−ションがちょっと下がっちゃって残念。そのあとがきは二巻目に書いていただきたかった・・・。
ディスコ探偵水曜日〈下〉
はい、下巻。すっげー広がっちゃった!そしてなんかうまく終わっちゃった!新世界までいっちゃうとは思わなかったよ。いやーエキサイティングな読書体験でした。水星Cさんありがとう!
つきのふね (角川文庫)
十年ぶりぐらいに再読。学校の図書室に置いてある現代物っていわゆるゆーとーせーな話ばっかで、そんななか、森さんの本は輝いてみえたよ。売春も万引きも夜遊びもない田舎の中学生だったけどすごくリアルに切なかったよ。という記憶がぶわーっときて、ちょっと冷静に読めなかった。何度読んでもラストの問いかけはずしんとくる。ぼくわとうといものですか?
訪問者
恩田さんのミステリですからもちろん覚悟はして読み始めました。6章からなるお話は二転三転、真実はどこ?終章で納得な結末が語られ読後感は珍しく良いのです。が、終章の先にさらなるどんでん返しがあるんじゃないかと勘ぐってしまう。見事に策にハマった気がします。
とりつくしま (単行本)
死者がモノに宿り世界に舞い戻ってくる設定は特に目新しくないし、11短編の話運びも斬新なことはない。けれど不思議と、いい。特に息子が手にするロージンバッグの中のロージンになりたいと願う母親が印象的。ロージンって!