6月16日-6月18日

日本のロリコン文化を批評する、新しいファザコン小説とのこと。周囲に馴染めない女の子が若いというだけで相手にしてくれる(と思っている)おじさんを軽蔑しつつストレス解消の道具にする、非常に気分の悪い話でした。何が気分悪いって相手を道具として見切れない主人公ね。おじさん以外に同年代の男とも付き合っているんだけどそっちも浮気相手という立場。淋しいを淋しいと感じられずに周囲に攻撃的になる人ってまさに山崎作品の主人公って感じだけど、今回はちょっと悪意が強すぎるんじゃないかな、と。
三谷幸喜のありふれた生活7 ザ・マジックイヤー
表紙と裏表紙がマジックアワー調でかわいいです。ほんと三谷さんのエッセイはハズレがない!全部面白かったけど一番のお気に入りはロケの最終日に一人で巌流島に行くお話。深津さんへの妄想がハンパなくて笑える。